商標法

第三十一条(通常使用権)
 商標権者は、その商標権について他人に通常使用権を許諾することができる。ただし、第四条第二項に規定する商標登録出願に係る商標権については、この限りでない。
 通常使用権者は、設定行為で定めた範囲内において、指定商品又は指定役務について登録商標の使用をする権利を有する。
 通常使用権は、商標権者(専用使用権についての通常使用権にあつては、商標権者及び専用使用権者)の承諾を得た場合及び相続その他の一般承継の場合に限り、移転することができる。
 特許法 第七十三条第一項(共有)、 第九十四条第二項(質権の設定)、 第九十七条第三項(放棄)並びに 第九十九条第一項及び第三項(登録の効果)の規定は、通常使用権に準用する。